大阪24区予算拝見

 大阪市24区がそれぞれ力を入れて取り組む新年度事業を順次紹介する。

東住吉区 空家等対策推進事業

2017年4月7日

「リノベ物件」紹介も

昨年11月に初めて実施した、区内のリノベーション物件を回るイベント(東住吉区役所提供)

 人口減少や過疎化により、全国的な課題として捉えられている空き家。大阪市内でも倒壊の恐れや衛生環境に悪影響を及ぼす老朽危険家屋(特定空き家)への対策が急務だ。

 東住吉区の空き家率は23・8%(2013年)で、西成区と並んで市内トップ。市南部の住宅地を形成し、一戸建てが多い地域だが、高齢化や人口流出が要因になっている。区は、空き家を住居やギャラリーに利活用することで若い世代やクリエーターを呼び込もうと、空家等対策推進事業(187万円)を本年度から始める。

 初年度は、区内の空き家の状況や利活用する際の課題を洗い出すための調査分析を民間と協働で実施。それを基に空き家改修を行い“東住吉モデル”の構築を目指す。

 昨年11月には、区内のリノベーション物件を紹介する町歩きイベントを実施。今後も区広報紙やホームページで空き家に関する制度を積極的に発信する。個別相談とともに、イベントなどで情報提供することで「点ではなく、面で空き家問題に取り組みたい」と担当者は話す。