澪標 ―みおつくし―

両親の終活

永井 玲子
株式会社ユニクエスト・オンライン企画部企画2課課長  
2018年2月16日

 つい最近実家に帰ったら、父からわたしのひな人形を処分しても良いかと尋ねられました(もらい手があれば、どこかの幼稚園に寄付したいとのこと)。なんでも少しずつ家財処分をしていこうと思っているのだとか。

 わたしは終活に関するテーマで寄稿させていただき、「元気なうちに終活の話を」と発信しているにもかかわらず、いざ自分にそういう話がきた時は父の体調が悪くなったのではないかと動揺してしまいました。

 今までも、お墓の準備をしたとか、葬儀はここに頼んだらいいなどと両親から聞いてはいたものの、どこか遠い話に思え、心の中ではいつまでも元気でいてくれるイメージでした(実際、今はわたしより体力があると思います)。気が付けば両親は70代。具体的な思い出の品を処分すると切り出され、一気に終活が現実味を帯びてきた瞬間でした。いまさらですが、両親が元気でいてくれるからこそ、冷静に終活の話ができていたのだと思います。

 もし両親に万が一のことがあった時に、意向を何も聞いていなければ…。決めなければならないことが多く、悲しみと慌ただしさで、別れの時間をゆっくり過ごすことができないのではないかと思います。事前に情報を把握しておくことの重要さを思い知りました。

 では、世間ではどんな終活がなされているのでしょうか。少し古いデータになりますが、2011年経済産業省がとりまとめた、ライフエンディングに関する調査データがあります。それによると、生前に準備が済んでいるのは「お墓の準備」が24・7%で1位、次いで「納骨や埋葬の準備」が10・2%となっています。まずはお墓のことから準備される方が多いようです。

 当社にもお墓や納骨に関するお問い合わせが寄せられています。ご希望に沿ったご案内ができるよう、お墓・お手元供養・永代供養・樹木葬・お墓のお引っ越しなど、さまざまな納骨先や納骨方法を網羅した「OHAKO(おはこ)」というサービスを昨年からスタートしています。

 また、何から終活を始めていいかわからないという方には、2月19日と3月14日に終活セミナーを大阪で開催。セミナーでは、お葬式の生前準備、お墓、相続などさまざまなお話をする予定です。漠然としたお悩みをお持ちの方は、これを機に終活をスタートさせてはいかがでしょうか。参加ご希望の方は、下記にご連絡ください。

 「終活なんて縁起でもない」ではなく、「終活を始めたから、安心して健康に長生きできた」という方がひとりでも増えると良いなと願いつつ、これをもちましてわたしからの最後の寄稿とさせていただきます。稚拙な文章で大変恐縮ではございましたが、読んだよと声をかけてくださった方や感想のお手紙をくださった方、大変励みになりました。ありがとうございました。また、貴重な機会をいただきました大阪日日新聞の皆さまにも、心よりお礼を申し上げます。

 (ながい・れいこ、大阪市西区)

 【OHAKO(おはこ)】https://ohako.osohshiki.jp/電話(0120)085554、小さなお葬式の終活セミナー電話(0120)926361