澪標 ―みおつくし―

腸内環境が人生を変える

中野 真由美
細胞矯正士・健康管理士・カウンセラー・
(株)ゴッドワールドエンターテインメント所属タレント
2018年8月31日

 こんにちは。コラム1回目2回目は、私たちの体を健康に保つために必要な食べ物、46個の必須微量栄養素について書きました。人の体は、毎日欠かさずある一定の質と量の食べ物を補充する必要があるということをお伝えしました。

 今は、食の質に関する意識も高まってきているので、無添加の食品や無農薬野菜や健康食品などを、多少高価であっても選んで購入なさる方も多くいらっしゃると思います。水に関しても多くの方々が水道水ではなく浄水器やミネラルウオーターのサーバーを利用なさっているようですね。

 3回目は摂取するものの選択はとても大切だということと同時に、もう一つ、健康維持のためにとても大切なことを書こうと思います。それは、食べたものをいかに正常に「吸収、排泄(せつ)」するか? ということです。せっかく高品質の無農薬野菜や無添加の食品を選んで食べていても、その栄養が60兆個の細胞にいきわたらなければ意味がありません。

 その大切なキーを握っているのが「小腸」です。腸内環境や腸内フローラという言葉を耳にすることが増えたなと思いますが、腸内細菌がどれだけ活発に動いてくれているか??がとても大切です。

 腸内細菌には、大きく分けて3種類の細菌がいます。善玉菌、悪玉菌、日和見菌です。腸内で善玉菌のほうが悪玉菌より増えると日和見菌は全員善玉菌に変身します。逆に悪玉菌のほうが善玉菌の比率より増えると日和見菌は一斉に悪玉菌に変身します。このどっちつかずの日和見菌は腸内細菌の7割を占めるので、善玉菌を増やすことで腸内環境は日和見菌を味方につけて良好な環境を保てるわけです。

 また、腸内細菌は、その7割が小腸にいるという免疫細胞の管理もしていると言われています。免疫細胞は、体内に入ってきたウイルスがばい菌等、体に害になるものを撃退してくれます。

 今、腸内環境が悪いために免疫細胞が異常反応をして免疫疾患が激増しています。アレルギー症状や、がんも、実はすべてこの免疫細胞の異常行動が関係しています。小腸の善玉菌を増やして腸内環境をよくすることで、食べたものが正常に全身の細胞に届けられるのと同時に免疫細胞の働きも正常になり、病気を予防してくれる体を作ることができるのです。

 善玉菌を増やすには、善玉菌の好物である水溶性の食物繊維のあるものを食べることや、善玉菌そのものを腸に届けてあげることが大切だと思います。質の良いサプリメントなども上手に活用しながら日常の食生活の中で小腸を健康に保つことが、体全体の健康維持につながると思います。

 そしてもう一つ大切なことは、腸を冷やさないことです。この時期どうしてもエアコンや冷たい飲み物などで内臓が冷えてしまいがちですが、腸が冷えることで腸内細菌の動きも鈍り、女性は婦人科の疾患の原因にもなります。足元やおなか周りを冷やさない工夫も習慣病予防には大切なことかと思います。次回は腸と脳について書こうと思います。

 (なかの・まゆみ、大阪市淀川区)