月刊オリックス・バファローズ通信

ルーキーながら1軍定着 福田周平内野手

2018年6月24日

出塁率が生きる道 もっとうまい野球を

最も仲が良いのは山崎福也投手。明大では同級生で「あまり野球の話はしない。人には言えない話の方が多いですね」
新人ながら1軍に定着し、総合力の高いプレーを見せている福田選手

 ルーキーながら早くも1軍に定着し、目下売り出し中の福田周平内野手(25)。「全力プレー」をモットーに掲げ、走力を生かした出塁率にこだわりを見せる。地元・阪南市出身で、球団でも中核として期待されるホープに今後の展望を聞いた。

■1割差をつける

 −4月に1軍に昇格し、好調を維持している。手応えは。

 初めは投手のスピードに苦戦したんですけど、今は落ち着きながら打席にも入れている。それで、ボールもしっかり見えるようになってきたと思います。打球のスピードもアマチュアとは違いますし、何回か守備を経験していくことで、対応できてきたかなというところです。

 −出塁率にこだわりがある。納得している部分はあるか。

 打率よりも出塁率にこだわりたいし、少しでも多く塁に出たいというのがあるので、数字に関しては僕の中ではまだまだ満足できないですね。

 −数字に関する目標設定は。

 打率にも満足はしていないんですけど、打率と出塁率は1割ぐらい差をつけたい。3割打者なら出塁率を4割まで上げていきたいということ。これは相当難しいことだとは思うんですけど、それぐらいいやらしい打者になりたいですね。

■高校時代から

 −出塁率を意識するようになったきっかけは高校時代にある。

 やっぱり昔から体が小さかったので、ホームランバッターには間違いなくなれないなと。長打もそんなに打てなかった。だったら、僕の生きる道は塁に出ること。そういう打者になることが(成功の)近道だと高校時代から思っていました。

 −入団会見では「全力プレー」を強調していた。

 「全力プレー」と言っても、人それぞれ出力のパーセンテージは変わってくると思うんですけど、僕は100%じゃないんですよね。だいたい70〜80%ぐらいが僕の中での一番パフォーマンスが良くなるゾーン。100だと力も入りすぎますし、どこかでリラックスしている状態じゃないとだめ。シーズン当初は気負いすぎた部分が多少なりともあったので、一日一日過ごすことでプロの環境にちょっとずつ慣れていくというか、70〜80のゾーンでしっかりできてきたかなというのはあります。

■もっとうまく

 −二遊間は競争が激しい。

 安達(了一)さんは守備もうまいですし、プロに入って試合数もこなしている選手なので、どの位置に守っているとか、どういう振る舞いをしているのかとかよく観察しています。それは二遊間だけじゃなくて全体的に言えることで、小谷野(栄一)さんであるとか、ベテランがどういう試合への入り方をしているかとか、よく見させてもらっています。どっちかというと、自分のやるべきことが明確に決まっているので、それを試合でしっかり出したい。やっぱりその中には野球がもっとうまくなりたいというのがあるので、周りはあまり気にしていないですね。

 −最後に今季の目標と目指すべき将来像を教えてください。

 まず、一番強く思っているのは選手である以上、年間通して絶対にけがをしないということ。この1年間はそれが目標。あとは周りの選手や敵をじっくり観察して、プロというのはこういうものか、というのを感じたい。長期的には、やっぱり3割打って、4割出塁したいです。

常に“人間観察”

 ▽…169センチ69キロと小柄ではあるが、走力を生かした出塁率という「生きる道」を野球人生で見いだした。常に“人間観察”を続け、他から学び、吸収する姿勢を忘れない25歳のルーキーは実にクレバーだ。セ・パ交流戦も好調のまま終えたオリックス。シーズン中盤に差し掛かり、背番号「4」がチームに欠かせない存在になりつつある。(ふ)

 福田周平(ふくだ・しゅうへい) 1992年8月8日生まれ。169センチ、69キロ。右投左打。内野手。大阪府阪南市出身、広陵高−明大−NTT東日本。2017年ドラフト3位でオリックスに入団、背番号4。今季は42試合に出場して打率2割5分3厘、出塁率は3割2分2厘(23日現在)。