街を奏でる人

リビングスタディを提唱

建築と教育の分野から住まいを通じた子育てを考える
出雲 勝一さん
2012年10月6日

 1級建築士として建築設計事務所「アステップ建築研究所」(中央区上町1丁目)の代表を務める一方、鶴見区と東大阪市の2カ所で個別指導の学習塾を開き、塾長として子どもたちの指導に当たる。

 インターネットなどITの急速な普及や共働き世帯の増加で、子どもを取り巻く環境は以前に比べ激変している。そんな中、建築と教育という二つの分野に携わる立場から、住まいづくりを通した子育ての在り方を提案してきた。

 自著「ソファを捨てれば、子どもが伸びる!家族の元気を生む空間のつくりかた」では、子どもの能力を伸ばし、家族の元気を生み出すため、親子の「学び」空間の必要性を指摘。リビングでスペースを取っているソファの“ダイエット”を提唱して話題を呼んだ。リビングを家族共用の学びの場にする「リビングスタディ」のコンセプトに基づき、リビング設置用の学習机も開発してきた。

 現在、構想を練っているのが、子どもからその親まで世代を超えて使えるノートづくり。パソコンや携帯電話が普及する中、「実際に手で書いて物事を覚える喜びを感じてもらいたい」との思いだ。

 出雲さん自身が設計のイメージ図を描く際に使うノートを改良。升目などに工夫を凝らし、グラフや単語の書き込み、料理レシピの作製など、幅広い用途を想定している。

 出雲さんは「リビングで家族一緒に使ってもらい、リビングスタディのコンセプトを伝えていきたい」と話す。

 50歳。鶴見区在住。



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