トレンド特急便

発信「コスメストリート」

梅田の地下街・ディアモール大阪
2018年6月23日

「化粧アイテムそろう」と再注目

働く女性をターゲットにした店舗が多く並ぶディアモール大阪

 大阪・梅田の地下街で多くの買い物客が利用するディアモール大阪(大阪市北区)。通勤途中に気軽に買い物でき、流行の先端を発信し続けるおしゃれな地下街には、働く女性をターゲットとした店も多い。近年は、グランフロント大阪やルクアなどの商業施設の立地でファミリー層も目立つ中、ビューティーアイテムがそろう「コスメストリート」として再注目されている。

 1995年に誕生したディアモールは、イタリアの街並みをデザインモチーフにして幅広の通路や大理石をふんだんに使った景観が特徴。円形広場を基点に、カジュアル▽マーケット▽バラエティー▽ファッショナブル−の四つの通りで構成され、ファッションや化粧品、アクセサリー、飲食店など約90店舗が並ぶ。

■女性の客層が半数

 JR大阪駅北側の複数の駅をつなぐ立地条件の良さから、ターミナルとして1日に36万人が利用。ビジネス街の性質上、仕事帰りに利用する人も多く、客層は女性が55%で30〜40代がメインという。

 運営する大阪ダイヤモンド地下街によると、2013年以降、グランフロント大阪やルクア、ルクアイーレなどの施設が近隣に誕生して平日以外の利用形態が変化。平日は少なかったディアモールの利用者数も現在は休日と同数になり、ベビーカーを押す家族連れらの姿も目立ってきた。

 大阪ダイヤモンド地下街は「通路幅が広く授乳室がある赤ちゃんルームもあり、安心してゆったり使ってもらっている」と強調する。従来は百貨店内限定で扱っていた化粧品をディアモール内で扱う店舗も誕生するなど客の動きにも対応。15年には阪急阪神グループなどで使用できるポイントカード「阪急阪神おでかけカード」が利用可能になった。

■ポイントや割引

 利用者からは「スキンケアやファンデーションなどを購入している。百貨店よりも待ち時間が少なく特典があるので好き」(女性会社員、49歳)、「ここは普段使いできてポイントや割引もあり、お得感がある」(女性派遣社員、46歳)との声が上がる。

 6月1日にリニューアルした阪神百貨店への通路がディアモール近くに位置し、青山フラワーマーケットや期間限定店舗「ディアモールロビー」、ファミリーマートの3店舗を新設して百貨店からの誘客も計画している。

 「『ディアモールに行けば、化粧品をしっかり買うことができる』を目指している」と意気込む大阪ダイヤモンド地下街の担当者。「“実年齢マイナス10歳感覚のおしゃれ女性”が増えている中で、アラサーやアラフォーが便利に使える場所にしたい」と語る。