トレンド特急便

大阪市が婚活イベント支援

10月28日は阿倍野区 11月3日は鶴見区
2018年9月26日

飲食店はしごや公園で散策

「ECO縁日」とのコラボ企画で、散策の舞台となる花博記念公園鶴見緑地
「アベテンバル」「ECO縁日」という大阪市の資源を活用した催しのPRフライヤー

 大阪市は民間企業と連携し、既存の施策と地域資源を活用した“婚活”イベントの支援に乗り出す。催しでは、飲食店をはしごする「バル」や、緑地を舞台に男女混合のグループで食事、会話を楽しみながら交流する。生涯未婚率や平均初婚年齢が上昇しており、それらが少子化の一因になっているという考え方が背景にある。市は「結婚を希望する若者を応援していく。民間の取り組みを後押ししたい」としている。

 市が結婚情報サービス「ゼクシィ縁結び」を手掛ける「リクルートマーケティングパートナーズ」(東京)と連携し、婚活をサポート。阿倍野区で10月28日、鶴見区では11月3日に開催し、募集は共に10月5日からで、人数は男女それぞれ20人程度。

 阿倍野、天王寺区内の飲食店が参加する「アベテンバル」は、バルの実行委と阿倍野区役所とが共催。会場は「洋風居酒屋『風作』」(阿倍野筋3丁目)で、共通参加券のバッジを着け、対象店舗で交流を深めることもできる。

 鶴見区の花博記念公園鶴見緑地で実施する「ECO縁日」との共同企画は、昔ながらの縁日を再現した出展ブースが立ち並ぶ園内を男女混合のグループで散策する。園内に設けたチェックポイントをどれだけ多く回れるかを競う「ロゲイニング」では、自然や環境を学びながら交流する。

 国勢調査によると、1990年に10人に1人だった大阪市内の生涯未婚率は、25年で4人に1人へと割合が上昇。統計では、平均初婚年齢も同じ25年で男性が2・9歳増えて31・4歳、女性は4・0歳増えて29・9歳となっている。

 また、2015年に府が20代から40代の未婚者を対象に実施した意識調査によると、「結婚をしたい」と思う人が60%を占める一方、「結婚しない」「結婚できない」理由として、「異性とうまく付き合えない」「異性と出会う機会が少ない」と回答した割合がそれぞれ2割程度あった。

 労働人口の減少に伴う税収減などを念頭に「大阪全体の経済力のことを考えると、結婚しやすい環境を(行政が)つくっていくのもいいんじゃないか」と吉村洋文市長。拡充を進める幼児教育費や医療費の無償化など子育て施策をPRし、「お互いの気持ちが合えば結婚し、ぜひ大阪市で生活してほしい」と期待を寄せている。

 対象は両企画男女とも25〜49歳。参加費は2500円(アベテンバルは別に飲食代が必要)。問い合わせは電話06(6622)9625、阿倍野区役所総務課(アベテンバル)、電話06(6208)9723、市政策企画室政策調査担当(ECO縁日)。