トレンド特急便

受験シーズン到来  グッズやサービス さまざま

2019年1月9日

祈願ハンカチにサプリメントも

祈願ハンカチでぎっしりと埋まった家原寺の本堂(※一部画像を加工しています)
受験生向けのサプリメント「メモリーキープ」

 年が明け、いよいよ受験シーズンが到来。今月19、20の両日にある大学入試センター試験を皮切りに、高校入試が終わる3月末まで受験生の“戦い”は続く。ラストスパートは大切だが、最後は時の運。無理は禁物だ。本番を前に、ユニークな合格祈願グッズやサービスを紹介する。

■最後は神頼み

 「シーズンを迎えると押しピンが効かなくなるほどハンカチで埋まります」。こう話すのは、知恵をつかさどる「文殊菩薩(ぼさつ)」を本尊とし、「知恵の文殊さん」と親しまれている家原寺(堺市西区)の担当者。本堂外壁をぎっしりと埋め尽くす白地の「祈願ハンカチ」は40年以上続く冬の風物詩で、「合格祈願」と太字で決意が書き込まれている。

 8日に境内を訪れた八尾市の女性は、大学受験を控えた孫のためにハンカチを奉納。「娘と息子もお世話になった。御利益があれば」と静かに手を合わせた。担当者によると、「センター試験が終わり、志望校が固まるころにはさらに増えそうだ」という。

■ユニーク商品

 受験をめぐるサービス展開もユニークだ。

 大塚製薬(東京)は昨年12月から、主力の栄養補助食品「カロリーメイト」をモチーフにした受験生向けサービス「禁スマホメイト」を始めた。集中阻害要因の一つであるスマートフォンを伏せ、「“禁スマホ”をした時間」を計測。その時間の長さに応じて、商品をデザインしたクッションや文房具セットが当たるキャンペーンを実施している。

 日本中央製薬(大阪市淀川区)は、受験生向けのサプリメント「メモリーキープEX」を昨年11月に新発売。同社によると、脳内血流を促進する効能が確認されているシルクペプチドや、記憶力の改善に効果を挙げているイチョウ葉エキスなどを配合した。

 南海電鉄(同市浪速区)が特別販売する高野線「学文路(かむろ)駅」の入場券は毎年恒例。駅名が「学・問(文)の路に入る」と読めることにちなんだ縁起物で、今年は「試験を“パス”してほしい」とパスケース型だ。

■入念な対策を

 一方、試験直前にも注意が必要だ。

 PR事業を手掛ける「タイムカレント」(東京)が昨年11月、「昭和」時代に大学受験を経験した48〜59歳の4年制大学卒業資格保有者と、「平成」時代に経験した18〜21歳の現役大学生の男女計800人を対象に実施した意識調査によると、試験当日の三大トラブルは「忘れ物」「体調不良」「交通トラブル」だった。

 トラブルの4位以降は「道に迷った」「予想以上の悪天候(大雨、大雪など)」「トイレ渋滞でトイレに行けなかった」と続く。忘れ物の第1位は受験票だった。

 願掛けはもちろんだが、試験直前に動揺しないよう当日は十分に余裕を持った時間に出発するなどの対策が必要。会場までのルートを入念にチェックしておくことも重要だろう。



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