カジカガエルの生きる環境守ろう 三朝町の山林で植樹活動

 「TOYOTASOCIALFES‼2022~カジカガエルを守ろうプロジェクト」(三朝温泉かじか蛙[がえる]保存研究会主催、新日本海新聞社共催)が2日、三朝町神倉の山林で行われた。親子連れや学生ら90人が参加し、清涼な水を育む広葉樹を山に植えた。

 トヨタ自動車が全国で取り組んでいる環境保全プログラムで、今年で4回目。今回は、三朝町のかじか蛙保存会(門木光明会長)が1996年から続けている植樹を手伝った。

 秋の日差しの下、参加者は石を取り除きながらスコップで深さ30㌢の穴を掘り、クヌギやアカシデの苗150本を植えた。現地では保存会による座学もあり、広葉樹の落ち葉が雨を浄化し、カジカガエルが繁殖する生態系を守っていることを資料を交えて解説した。

 参加した鳥取環境大2年生の堀内裕斗さん(19)は「植樹は手作業でしかできないので大変さを実感した。土壌の流出を防いでほしい」と額の汗を光らせた。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事