セブ島の子にアートを エアブラシアーティスト・YASUさんがプロジェクト

観光客らに作品販売 貧困抜け出す一助に

  • YASUさん(後列左端)と色とりどりの絵を描いた子どもたち=8月中旬、フィリピン・セブ島(YASUさん提供)
  • 道端で絵を描く子どもたち=8月中旬、フィリピン・セブ島(YASUさん提供)

 コバルトブルーの海に澄みわたる空、そして屈託のない笑顔を向けながらも貧困下での生活を強いられる子どもたちが暮らすフィリピン・セブ島。鳥取市のエアブラシアーティスト、YASUさんが、セブ島の子どもたちにアートを通して“生きる力”を身に付けさせるプロジェクト「ライフ エンジン inセブ」に取り組んでいる。世界的アーティストとして活躍する自身の技術や経験を、支援が必要な子どもたちに伝授する取り組みで、「アートは世界を変える」と前を向く。

 同プロジェクトは、子どもたちが制作したアート作品を観光客らが購入することで、子どもたちの収入につなげる取り組み。昨年夏に立ち上げ、YASUさんが技術指導や画材の提供、販路拡大などに協力する。

 緒に就いたばかりの活動だが、賛同者も徐々に加わり、ラプラプ市の土産物店や美術館に展示販売された作品を観光客が購入するなどして一歩ずつ芽吹き始めた。子どもたちは作品で得たお金を手に米や服、靴を買うなどしているという。

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