「みくりや市」閉店後は食堂へ 御来屋駅舎内に家庭料理のお店 11月開店予定

 大山町西坪のJR御来屋駅舎に、新たに飲食店「糀まち食堂」が出店することが決まった。同駅舎では地域住民に長年親しまれた直売所「みくりや市」が30日に閉店予定で、空きスペースの利活用が課題となっていた。11月ごろの開店を予定している。

 出店者は米子市や南部町などのレンタルスペースで飲食事業を展開していた円山知子さん(47)=同市。ランチや喫茶の営業を見据え、旬の地元食材とともに酒かすやこうじなどの発酵品を使った家庭料理を提供したい考えを示している。

 円山さんは「山陰最古の駅舎の雰囲気を大切にして温かみのある店にしたい」と話した。

 大山恵みの里公社が運営していた直売所は、生産者の高齢化などで持ち込みが減少して赤字が続き、閉店に至った。町は駅を交流拠点として活用するため出店者を募集し、プロポーザル審査で決定した。

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