鳥取市・市街地循環バス「くる梨」自動運転へ 来年1、2月 鳥取城跡など巡るコース

渋滞対策など講じ実証事業

  • 自動運転の実証事業で使用されるEV車両(ティアフォー提供)

 鳥取市は来年1、2月、鳥取市街地を走る100円循環バス「くる梨(り)」の自動運転を見据えた実証事業に取り組む。JR鳥取駅と県庁を結ぶ若桜街道を往復し、鳥取城跡など観光スポットも巡る特設コースで、一般向けの試乗も計画されている。国の自動運転実証調査事業の採択を受けており、市は関連費用8千万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を12月定例会に提案する方針。同市内でのバスの自動運転実証事業は2例目で、市は将来的な導入を視野に課題を検証する。

 実証事業には、自動運転関連のソフトウェアを開発するティアフォー(名古屋市)が所有する定員25人の電気自動車(EV)1台を使用する。緊急時には同乗する運転手が対応し、運行は日ノ丸自動車と日本交通が担う。同車両の最高時速は70キロだが、実証事業では「くる梨」の運行速度と同じ、最高35キロに制限して走行する。一般向けの試乗は2月15日~25日に予定。1日10便で、午前11時~午後4時に運行する。

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