日本海新聞の「社会人のための新聞講座」が3日、日南町職員を対象に同町役場で開かれ、35人が新聞記事の構成やニュース報道のプロセスについて学んだ。
西部本社読者センターの三島義之記者が、多様化するメディアの中で新聞の特徴は一覧性や情報の信頼性にあると説明し、「世の中の動きや流れを知ってコミュニケーションに役立てていただきたい」と助言。ニュースの結論から書いていく「逆三角形」の記事構成を伝えた。
また、沢田圭太郎西部本社総局長が、同町美術館で行われた対話型鑑賞や町総合文化センターイベント広場の芝生化の取り組みなど日本海新聞に掲載した記事の取材過程を紹介し、報道機関への効果的な情報提供についてアドバイス。「教育、まちづくり、医療・福祉など未来に通じる行政の話題を今後も取り上げたい。積極的な発信を」と呼びかけた。
聴講した町教委教育課の浅田幸栄さんは「新聞は既に起こったことを伝えるメディアというイメージだったが、未来に向けた提案にも力を入れていることが分かった」と感想を話した。