学校現場での新聞活用意義学ぶ 図書館司書らが研修会

 鳥取県高校図書館教育研究会中部支部は26日、倉吉市大谷の倉吉農業高で教育に新聞を(NIE)の研修会を開いた。県中部地区の図書館司書や担当職員らが参加し、学校で新聞を活用する意義などについて理解を深めた。

 県NIE推進協議会の藤田安一コーディネーターが、「NIEの効果的な活用法」と題して講演した。藤田氏は「新聞は最新の情報をワンパッケージで毎日提供し、情報を得ることができる手段。横にある別の記事や別のページの記事も目にすると、興味が湧く特徴もある」などと解説。新聞には文章だけでなく写真や図などもあるため、小学生から発達段階に応じた活用例があることも紹介した。

 高校生の主権者教育については「賛否の分かれる政治や社会問題を議論することで、『なぜそうなのか』と関心を持たせ、投票に行かせるよう仕向ける」と提言。「“社会の窓”である新聞を読めば、社会に興味を持つことができる。新聞を活用してほしい」と強調した。

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