旧国鉄倉吉線廃線跡でライトアップ 「日本一美しい廃線跡」が幻想的な空間に

 「日本一美しい廃線跡」と称される倉吉市関金町の旧国鉄倉吉線廃線跡で11日、人気観光スポットとなっている竹林のライトアップが行われた。鳥取県中部から約400人が参加し、光が織りなす幻想的な空間に酔いしれた。

 地元の魅力を再発見してもらおうと倉吉青年会議所(JC)が企画し、泰久寺駅跡(同市関金町泰久寺)から山守トンネル跡(同所)までの約400メートルの区間に発光ダイオード(LED)照明30機と竹灯籠約200個を設置。参加者は温かい光に彩られて非日常的な空間に様変わりした線路上を、スマートフォンで写真や動画を撮影しながらゆっくりと散策した。

 関金町内に帰省中、息子と参加した米子市淀江町佐陀の公務員、山根雄介さん(33)は「地元でこんなイベントがあるとは」と驚き、活性化に向けて継続を期待した。

 イベントを企画した同JCの鳥羽喜一総務・拡大委員会委員長は「SNSを通じて廃線跡の魅力を発信するなど、皆さんで人の集まる場所に育ててほしい」と話した。

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