鳥取県境港市の境港に23日、大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5906トン)が寄港し、今年のクルーズシーズンが終了した。今年の寄港は28回、乗客は計約3万3千人。国際クルーズ船が復活し、寄港数はコロナ禍前の6割程度まで戻った。関係者は本格的な回復に向けた足がかりの年と位置付ける。
ダイヤモンド・プリンセスは午前7時ごろ到着し、欧米人を中心とする約2600人の乗客は水木しげるロード(境港市)やとっとり花回廊(南部町)、足立美術館(安来市)などを観光した。境夢みなとターミナルの展望デッキには大勢の見物客が訪れ、米子市富益町の会社員、森脇竜也さん(39)は「大きくて見応えがあり、子どもも喜んでいる」と声を弾ませた。