3月に新型「やくも」の試乗会 JR西日本 初のインフルエンサー向けも

 JR西日本は、4月から運行を開始する特急「やくも」(出雲市-岡山間)の新型車両「273系」を広くPRしようと、3月23日に試乗会を開く。一般が対象の試乗会に加え、同社では初めて交流サイト(SNS)で強い影響力を持つインフルエンサー対象の試乗会も実施。40年ぶりに導入する新型車両や沿線の情報発信を強め、車両の周知だけではなく、沿線の活性化にもつなげたい考えだ。応募締め切りは1月28日。

 273系は4月6日から順次導入され、6月末までに全列車が現在の381系から置き換わる。一般向け試乗会は、同社の移動生活ナビアプリ「WESTER(ウェスター)」会員が対象。山陰エリアが出雲市-米子間と米子-生山の上下4コースで、岡山エリアは岡山-新見間の上下2コース。抽選で計600人(各コース100人)が試乗できる。

 インフルエンサーは、動画投稿サイト「ユーチューブ」でチャンネル登録者数2万人以上の人などが対象。山陰エリア4コースに計40組(各コース10組)を募集し、やくもの旅の楽しみ方や車両の紹介、インバウンド(訪日客)向けの解説などを発信してもらう。

 18日現在、既に一般3300人、インフルエンサー44組が応募しており、注目度の高さがうかがえる。JR西山陰営業部の担当者は「多くの方に新型やくもの魅力や沿線の魅力を伝えてもらい、周辺地域の活性化につながれば」と応募を呼びかけている。

 一般向けはスマートフォンで「WESTER」アプリをダウンロードし、WEST IDでログインするか、新規登録して応募する。

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