海ごみ問題 現状知って うみぽす甲子園審査員特別賞受賞 青谷高生が活動報告

 高校生が海の課題に関する活動や発想を競うコンテスト「うみぽす甲子園2023」で、審査員特別賞を受賞した青谷高(鳥取市青谷町青谷)の1年生チームによる活動報告会が23日、鳥取砂丘ビジターセンター(同市福部町湯山)で開かれた。

 1年生6人で組んだチーム「青谷ごみ当番」が、来館者や同センター職員を前に発表。昨年5月に授業で海岸清掃をしたことをきっかけに、市内4カ所の海岸でのごみ拾いに取り組んだことや、鳥取砂丘で観光客や子どもなど参加者を募り、清掃イベントを実施したことを報告した。

 うみぽす甲子園の決勝プレゼン大会で披露したラクダのポスターに、漂着物などを貼り付けた斬新な「ごみアート」や、生徒が1年間で集めた漁具や食べ物の袋など、それぞれが印象に残ったごみも紹介した。

 同チームの活動計画は、本年度のとっとりSDGsアワード、若者部門でも入賞。生き物が好きというリーダーの山本柚花さん(16)は「マイクロプラスチックで海の生き物が苦しんでいると新聞やニュースで見て関心を持った。海の現状をいろんな人に知ってもらいたい」と力を込めた。

 同市内の50代男性は「海にどんなごみがあるのか気になって聞いていた。みんなで考えて活動を続けてもらいたい」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事