古代エジプトに思いはせ ツタンカーメンのエンドウ開花 清末さん宅 40年前から栽培

 鳥取市元町の自然に親しむ会会長、清末忠人さん(92)方で「ツタンカーメンのエンドウ」が今年も薄紫色の花を咲かせ始めた。清末さんは県立博物館で開催中の「古代エジプト美術館展」(新日本海新聞社主催)に寄せて、謎を秘めた珍しいエンドウに「古代からのメッセージとしてツタンカーメン王に思いをはせてほしい」と話している。

 このエンドウは1922(大正11)年、古代エジプトの少年王ツタンカーメンの墓で副葬品の中から種子が見つかった。英国で3千数百年ぶりに発芽・開花し、欧州や米国をはじめ世界に広まり、56(昭和31)年に日本にもやって来た。鳥取県内でも多くの小学校で栽培された。

 花の色は薄い紫色で普通のエンドウと似ているが、さやは濃いぶどう酒色。日光に透かすと血の色に見えることから「呪いの色」とも呼ばれる。

 清末さんも40年ほど前、知人から種子をもらい、赴任先の小学校で栽培。現在も自宅で栽培を続けているが、近年では学校などでもほとんど栽培されなくなったという。

 清末さんは「当時はわずか18歳で亡くなった少年ツタンカーメン王の形見として、日本各地の小学生たちに大事に育てられた。そのことをもう一度思い起こし、親子でエジプト展を楽しんでもらえたら」と話している。

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