制服をリニューアル 帽子のマークは「恋」の漢字モチーフ 30周年迎える智頭急行

 今年12月に創業30周年を迎える智頭急行(智頭町)が、乗務員や駅係員らの制服と作業服を6月中旬にリニューアルする。帽子のマーク(帽章)は「恋」の漢字をモチーフにしたデザインに変わる。

 同社は1994年12月3日に開業。乗務員と駅係員の制服は2003年に導入して以来、21年ぶりの新デザインとなる。グレーの生地にストライプが入っていたこれまでの制服から、落ち着いた雰囲気の紺色基調に刷新。ジャケットのボタンは女性がダブル、男性がシングルだったが、男女ともシングルに統一し、ジェンダーレスの時代の変化に合わせたデザインとなった。

 技術系社員の制服は、開業以来初めて更新。軽量かつ柔軟性の高い素材を使用し、ポケットを幅広にするなど実務的なデザインとした。

 同社の担当者は「お客さまに安心と信頼感、親しみを感じてもらい、社員も誇りを持って制服に袖を通して働いていけるシンボルのような制服」と説明する。

 帽子に着ける「帽章」のデザインも「恋する鉄道」をコンセプトに一新した。羽ばたく鳥をイメージした従来のものから、智頭線の恋山形駅にちなんで漢字の「恋」をモチーフに変更しており「智頭急行に恋してファンになってほしい」という願いを表現した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事