医師射殺立てこもり事件、被告の男は前日に死んだ母親の蘇生に固執した。根拠は30年近く前のテレビ情報。「72時間以内なら脳機能は生きている」

  •  事件直後の現場住宅
  •  現場周辺に集まった警察官
  •  初公判での男(イラストと構成・松川久美)
  •  さいたま地裁
  •  医師射殺立てこもり事件で法廷に立った被告の男(イラストと構成・河原アカネ)

 「72時間で再生する淡い期待がある」「なんとなく胸が動いた」。埼玉県ふじみ野市で2022年に起きた医師射殺・立てこもり事件の公判で、ある音声が再生された。

 事件前日に死んだ母親について、68歳の被告...

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