上々の出来栄え 倉吉特産プリンスメロンの査定会

 倉吉市の特産・プリンスメロンの査定会が16日、同市越殿町のJA鳥取中央本所であった。持ち込まれた4個の平均糖度は、前年と同じ16・9度で上々の出来栄え。気温の低下による生育の遅れが心配されたが、例年通りの大ぶりなメロンに仕上がっている。

 プリンスメロンは甘い香りと爽やかな風味が特徴。ふるさと納税の返礼品としても人気が高く、初夏を告げる果物として広く親しまれている。同市では、農薬や化学肥料を減らし、粉ミルクとブドウ糖を散布する方法で栽培しており「鳥取県特別栽培農産物」に認証されている。

 今年は、16戸が1・55ヘクタールで栽培。同JA倉吉メロン生産部の佐々木敬敏部長は「平年並みの十分な甘さになった。60年近く続くふるさとの味を感じてほしい」と話した。

 同JAでは17~19日、選果場で進物特別販売を受け付ける。県内と大阪市場に28トン出荷し、1820万円の販売高を見込んでいる。

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