千円高速バス本年度も実施 鳥取市、関西の訪日客向け

 鳥取市は、外国人観光客が大阪、姫路から鳥取までの高速バスを千円で利用できる誘客事業を実施する。訪日客を関西方面から鳥取へ誘導する狙いで、下り線限定。来年3月末まで。

 大阪なんばOCAT発鳥取駅前バスターミナル行きの日本交通高速バスは6月20日から、姫路駅バスターミナル発鳥取駅前バスターミナル行きの日ノ丸自動車高速バスは5月25日から実施。大阪発は、一部期間は対象外となる。

 通常料金は、大阪―鳥取間は大人4200円、姫路―鳥取間は同2800円。利用人数は、大阪発1230人、姫路発130人で、上限に達した場合は終了する。利用にはパスポートの提示が必要。

 事業は2018年度から実施しており、初年度は計3162人が利用。23年度は1454人が利用した。

 市観光・ジオパーク推進課は「増加している訪日客の誘客をさらに後押ししたい」と話した。

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