7月に開かれた「書道パフォーマンス甲子園」で連覇を果たした、鳥取城北高書道部の優勝作品を車体に描いたラッピングトラックが10日、鳥取市西品治の同校でお披露目された。トラックは今後、関西や九州を中心に走行し、大会をPRする。
ラッピングトラックの制作は優勝校の副賞で、同部の作品が描かれたのは昨年に続いて2回目となる。大会が開かれた愛媛県四国中央市の川之江港湾運送の大型トラック(長さ12メートル、高さ3・8メートル)に、弘法大師・空海の書「灌頂歴名(かんじょうれきめい)」をオマージュした優勝作品を掲げる、部員らの写真がデザインされている。
トラックの到着を書道部員15人が拍手で出迎え、優勝時の部長で3年生の小林愛音さん(18)は大会を振り返って「うれしいの一言。自分たちが見た景色が形になった」と喜んだ。新部長の2年生、田中萌衣さん(16)は「2回目の優勝はすごい。来年も(ラッピングトラックを)見たい」と力を込めた。