境港市竹内団地の境夢みなとターミナルに国際クルーズ船「ノールダム」(8万2318トン)が寄港した20日、境港の名物イベント「げた積み」がターミナル1階ホールであり、乗客や乗組員が挑戦した。
漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者故水木しげるさんの出身地・境港市では、鬼太郎のトレードマークのげたを積み上げ、個数を競う大会が開かれている。クルーズ船の乗客らが日本文化に触れる機会にしようと、境港観光協会と同ターミナルが初めて企画した。
ノールダムには欧米人を中心に約2千人が乗船。乗客らは慣れない手つきでげたを扱い、1分間の制限時間内に積み上げた。40個以上を積み上げた参加者には、目玉おやじをデザインした梨味のキャラメルがプレゼントされた。
3人で挑戦し、30個を積み上げた乗組員のフランシス・ワスドープさん(56)は「少し難しかったが、ユニークなゲームで日本文化を感じることができた」と笑顔で話した。