米子市美術館で開催中の「さくらももこ展(米子市、新日本海新聞社など主催、山陰酸素グループ会場特別協賛)は25日も多くの来場者でにぎわった。会場の作品は基本的には撮影禁止だが、一部撮影可能なエリアがあり、来場者は小さい複製原画を撮影するなどして楽しんでいた。5月26日まで。
この日は良善幼稚園(同市安倍)の園児39人が見学に訪れ、撮影スポットで展示を指さすなどして楽しんでいた。園児らは会場で作品に登場するキャラクター「コジコジ」や「まる子」を見つけるとうれしそうにはしゃいでいた。
同展は「序章『さくらももこができるまで』」や「第4章『ももこのナンセンス・ワールド』」などさくらさんの軌跡をたどる全7章で構成され、カラー原画や直筆原稿など約300点を展示している。
松江市から同僚と一緒に来場した会社員の高橋望さん(39)は「小学生の頃、雑誌『りぼん』を見て『まるちゃん』と一緒に育った。印象的だった火事のエピソードもあり懐かしかった」と話した。
前田優美子学芸員(27)は「会場内には撮影スポットもあり、楽しんでいただける展示になっている。さくら先生の貴重な作品をぜひ多くの方に見ていただければ」と話した。