JR西日本は29日、人気の観光列車「はなあかり」を大阪-鳥取間で初運行した。大阪・関西万博の観光客を鳥取へ誘客するのが目的。JR鳥取駅のホームでは、関係者らが乗客に記念品を配布したほか、しゃんしゃん傘踊りで出迎え、鳥取観光をPRした。
同列車は季節ごとにエリアを変えながら西日本各地を運行する観光列車で、昨年10月にデビュー。同区間では、29日と5月2日に1日1往復で運行され、鳥取砂丘などを巡るツアーも用意されている。特急はまかぜに増結し、山陽線と播但線、山陰線を経由するルートで鳥取と大阪を結ぶ。
鳥取駅では初運行を記念した式典が開かれ、平井伸治知事は「連休中は好天に恵まれそう。ぜひ、旅の足を延ばしてほしい」と歓迎。JR山陰支社の金岡裕之支社長は「単なる移動手段ではなく、特別な体験ができる空間とみてご利用いただきたい」と話した。