安全な登山呼びかけ 県警など、大山パトロール

 春の行楽シーズン到来に合わせ、中国地方最高峰の国立公園・大山(1729メートル)で29日、鳥取県警と県山岳・スポーツクライミング協会による「大山パトロール」が始まった。関係者らは登山道などで、登山届の確実な提出や体調管理を登山客に呼びかけた。5月3~6日も実施する。

 県警本部や琴浦大山署の警官、同協会の有志ら計15人が参加した。この時季は残雪による転倒の危険性があるほか、暑くないため水分補給の頻度が減り、熱中症が増える傾向があるという。登山客に「熱中症対策して登山を楽しんでください」と声をかけ、塩分補給タブレットやウエットティッシュを手渡した。

 県警大山遭難広域救助隊の山本昌雄隊長は「登山届を提出して気温の寒暖差に気を付け、安全に登山を楽しんでほしい」と話した。大山山系では昨年は27件(29人)、今年に入って今月28日時点で2件(3人)の遭難が発生している。

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