おいしい“一番茶”味わって 米子市の壺瓶山で新茶の摘み取り

 立春から88日目の「八十八夜」(1日)を過ぎ、各地で新茶の摘み取りが本格化している。国立公園・大山を望む鳥取県米子市淀江町の壺瓶山(つぼかめやま)でも3日、地元製茶会社の収穫作業が始まった。春から夏への移ろいを感じる日差しの下、おいしい“一番茶”を味わってもらおうと社員らが作業に汗を流していた。

 約4ヘクタールの茶畑を有する福井製茶(同市淀江町福井)は、3月の冷え込みが影響し、例年より10日ほど遅く収穫作業を開始。社員らは、5~8センチほどの「一芯二葉」といわれる葉の柔らかい部分を、茶摘み機を使い手際よく収穫した。新茶の摘み取りは10日ごろにピークを迎える。

 地元の直売所を中心に、今月中旬から新茶が販売される。同社の中坂幸司社長は「新茶ならではの味と香りを楽しんでもらえたら」と話した。

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