鳥取県中部を舞台に全国の高校駅伝ランナーが覇を競う「第45回日本海駅伝競走大会」(鳥取陸上競技協会、新日本海新聞社主催)と「南部忠平杯第40回くらよし女子駅伝競走大会」(倉吉市、鳥取陸協、同社主催)の実行委員会は7日、両大会を10月5日に開催することを正式に決めた。倉吉市営陸上競技場を発着点とするコースで、今年も高校生ランナーの“熱走ドラマ”が生まれる。7月中旬から出場エントリーを受け付ける。
男子の日本海は45回、くらよし女子は40回を数え、それぞれ記念大会として開催する。年末に京都で行われる「都大路」(全国高校駅伝)の前哨戦として定着しており、例年と同様に高校陸上界の強豪校が多数エントリーする見通しだ。
日本海は7区間42・195キロの倉吉打吹・東郷湖畔・三朝コース、くらよし女子は5区間21・0975キロの倉吉打吹・東郷湖畔コースでたすきをつなぎ、「秋の伯耆路」を全力で駆け抜ける。昨年の大会には男子89チーム、女子51チームが出場した。
5月7日に日本海新聞中部本社(倉吉市上井町1丁目)であった実行委で、開催要項やコース、選手の安全確保で走路となる車道の交通規制(一時通行止め)などの概要を確認した。
くらよし女子駅伝名誉会長の広田一恭市長は「多くのチームに参加していただき、喜んでもらえる素晴らしい大会にしたい」と話し、鳥取陸協の加藤幸副会長は「歴史と伝統があり、長距離界を担う県内外の選手が一堂に会する全国に誇れる大会。運営に万全を期す」と意気込んだ。(小谷和之)