香美町小代区新屋の「全国石楠花(しゃくなげ)公園」で、全国各地から集められた色とりどりのシャクナゲの花が見頃を迎えた。淡いピンクや紅色の花が咲き誇り、新緑深まる山に彩りを与え、来園者を楽しませている。
シャクナゲは、ツツジ科の常緑低木で「花木の女王」とも呼ばれる。園内には全国から寄贈された約50種類、5千株を植栽している。
隣接する尼崎市立美方高原自然の家「とちのき村」によると、例年より1週間ほど遅れて見頃を迎えた。同施設の職員、朝倉雅さん(71)は「最盛期と比べると、株の数は少なくなっているが、今年もきれいに咲いてくれてよかった。名物として大事にしていきたい」と話していた。