はじめまして!SEA BLOOM Hayuさん

 「ライブを見た人の記憶に残るパフォーマンスができるアイドルになりたい」。そう意気込む大山町出身のHayuさん(13)。ニコッと笑うと見える八重歯に無邪気さが漂う。半面、ステージ上では観衆を魅了するハスキーボイスとエネルギッシュなダンスが印象的。見た人だけでなくメンバーも元気にする彼女はグループのムードメーカーだ。(聞き手は篠原杏)

■誰にも負けない

 夏は海や川で遊び、冬はスキー、友達と鬼ごっこも大好き。小さい頃は泳ぐこともスキーもできなかったけど、お父さんがスパルタで教えてくれた。おかげで全部できるようになった。何でも挑戦させてくれる両親には感謝の気持ちでいっぱい。

 ダンスは小学1年から始めた。お父さんはサルサダンスの先生で、小さい頃から音楽がそばにあった。いろんな曲を一緒に踊るのが楽しかった。学校でも無意識に踊っちゃう。ダンスの面白さはジャンルによって表現が全然違うこと。得意な格好いいダンスはメンバーの誰にも負けたくない。いや負けない。

 小2のとき、予定が合わず練習に行けない日が続いた。久しぶりに行くと、ダンスのポジションは1番後ろの目立たないところ。唯一、ダンスを辞めたいと思ったときだった。でも、このまま辞めたら自分に負ける。思い切ってセンターポジションにいた子に直接対決を申し込んだ。結果は勝ってセンター交代。その頃から負けず嫌いだったのかも。

 歌うことは好きだけど、自信はなかった。人前で歌うのは特に苦手。学校の合唱コンクールも指揮者を希望したほどだ。しかし12月に受けたオーディションでは「いい声をしている」と褒められた。自分の新たな可能性が見つかり、自信がついた。

 デビューに向けて、メンバーと切磋琢磨してきたが、うまくできないときもある。そんなとき「Hayuが場を明るくしてくれる」と他のメンバーが話してくれた。静かになったときはおなかがすいたか、眠いときです(笑)。

編集後記

 大山の豊かな自然で育った彼女は、元気に満ちあふれていて、パフォーマンスだけじゃなく、話していても元気をもらえた。着飾らない彼女の人柄がグループを精神的に支えてくれていると感じる。

 そんな彼女の元気の源は「お母さんが作るご飯」。おいしいご飯を食べて、つけたパワーをたくさんの人に思う存分届けてほしい。
 

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日本海新聞プロデュースのアイドルグループ「SEA BLOOM(シーブルーム)」が31日、鳥取市のとりぎん文化会館でデビューする。デビューを控えたメンバー5人の素顔を追った。

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