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「再エネ電力」グループ購入 吹田市が普及促進策

2020年1月15日

 吹田市は28日から、一般家庭や個人事業者を対象に、再生可能エネルギーの比率が高いなど環境に配慮した電力を選択できる「電力のグループ購入キャンペーン」を開始する。太陽光や風力など再エネ電力の購入希望者を募り、一定の需要をまとめてグループで購入することで、価格を抑えて「自然由来の電気」の普及を図る。市によると西日本では初めての取り組みという。

 環境に配慮した小売電気事業者の選定については、調達電力に占める再エネの比率が30%以上であることを契約の条件にしており、条件を満たす事業者の中から最も低い価格の事業者を、キャンペーン事務局がオークションで選ぶ。

 グループ購入の希望者は、専用のウェブサイトから無料で登録できる。すでに住所や氏名などの基本情報の仮登録の受け付けを開始しており、28日からは現在の契約状況などを含めて登録。

 3月中旬から、選定した電力会社による電気料金の見積もりが提示されるので、節約額を確認した上で、既存の契約から切り替えるかどうかを判断する。登録しても必ずしも契約を切り替える必要はなく、契約時以外に登録情報が電力会社に伝わることはない。

 市は2017年に「電力の調達に係る環境配慮方針」を策定。再エネ比率の高い電気の小売事業者から、公共施設の電力を調達するために必要な事項を定めるとともに、市民に対しても環境に配慮した電力調達を促すと明記している。

 19年11月には、電力のグループ購入のノウハウを持つアイチューザー社(東京都)と協定を締結。同社は電力の切り替え希望者の募集、電力供給を行う小売電気事業者の入札などを行い、市は広報活動を担う。

 市は協定期間である1年間のうちに2回、市民に電力切り替えの機会を提供する予定で、後藤圭二市長は「電力のグループ購入は、市が仲介し、市民に再エネ比率の高い電力の利用を促す新しい取り組み。利用を広げる使命を果たしたい」と意気込む。


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