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前統合幕僚長の河野氏が講演 堺経営者協会が懇話会

2020年2月14日

 堺経営者協会(西村隆会長)の第322回経営懇話会が12日、堺市内のホテルで開かれ、前統合幕僚長の河野克俊氏が講演し、「中国の脅威論が高まっている。北朝鮮の核廃絶問題は膠着(こうちゃく)状態。国際的に日本の平和を確保していくには、日米安全保障条約に基づいた日米同盟は将来も不可欠」と強調した。

国際的な軍事情勢などについて話す河野氏=12日、堺市内

 同懇話会幹事社の加藤均氏のあいさつに続いて登壇した河野氏は、昨年4月に統合幕僚長を退任するまでの経緯を説明しながら、世界の軍事情勢や日本の軍事力、中国、北朝鮮、などの動向を紹介した。

 一帯一路のシルクロード経済圏構想では「覇権主義」と批判が高まっている中国について、「日本と領有権を巡って争っている尖閣諸島問題は、解決の糸口がなかなか見つからない状況が続いている。海底資源の存在が明らかとなったことから、“中国の領土”と主張し始めたわけだが、中国の姿勢は強硬」と解説した。

 北朝鮮の非核化問題にも言及。「北朝鮮への経済制裁が功を奏し、非核化の期待を抱かせた時期もあった。あと一押ししていたら、という感想を持っている。金正恩(キムジョンウン)氏は米国の軍事行動に不安を感じており、非核化を実現させることが、北朝鮮問題を解決していくことにつながる」と指摘した。


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