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若者に行動変容求める 居酒屋など影響懸念も

2020年7月29日

 大阪府が28日の新型コロナウイルスの対策本部会議で、府民に対して5人以上の飲み会の自粛要請を決めたことについて、吉村洋文知事は「若い人たちの行動パターンを何とか変えないと、この広がりは減らない」と強調し、府内で増加する感染者の多くを占める若い世代に対して行動変容を求めた。要請に強制力はなく、あくまで「お願い」だが、客足が戻り始めていた居酒屋などでは再び厳しい経営を迫られることも予想される。

新型コロナウイルスへの対応を協議する府幹部ら=28日、府庁

 「若い人たちの行動で広がっている。飲み会で大騒ぎして、その場所が居酒屋やバーが多いという状況だ」。吉村知事は警戒感を強めてこう述べた。

 現在の府内の感染者の傾向は、10〜30代の若い世代から40代以上にまで徐々に広がっている。新たな感染者のうち感染経路の分からない患者は6割前後で推移し、このまま感染に歯止めがかからなければ、病床が逼迫(ひっぱく)するリスクに見舞われる。

 飲食業などへの影響も懸念される。吉村知事は「今日も感染者が155人で日々、増えている状況だ。何らかの対策は取らないといけない。全ての社会経済を止めることはできないが、一定のリスクが高い行動形態は控えるようお願いせざるを得ない」と語った。

 その上で「飲食をしている人には申し訳ないとしか言えないが、社会のためにどうしても、若者の行動形態を抑えないと。そこは府民や事業者に理解をいただきたい」と求めた。


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