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異例ずくめ1学期終業 大阪市内小中学校

2020年8月8日

 大阪市の市立小中学校は7日、1学期の終業式を一斉に行った。新型コロナウイルス対策で臨時休校となった期間の授業時間を確保するため、夏休みは8〜24日の17日間に短縮。式の前に通常授業があったり、通知表を年2回の配布に変更する学校もあるなど、異例ずくめの対応で繰り広げた。

校内放送の終業式で、スピーカーに注目する児童ら=7日、大阪市東成区の中道小

 市立小中は、春先の臨時休校に伴う授業時間確保のため、本来7月21日から始まる予定だった夏休みを短縮。この日も原則午前中の授業と学校給食はあり、午後に終業式を行った。新型コロナの感染者が判明し、臨時休校で式を中止するケースも1校あった。

 このうち大阪市東成区の中道小は、当初、講堂で児童間の距離を取って終業式を開く予定だったが、連日の暑さを踏まえ、熱中症対策として校内放送に切り替え。新型コロナだけでなく、暑さへの対応にも迫られた。

 放送で西光正隆校長が「1学期を頑張ったみんなに、大きな拍手を送りたい」と児童らを称賛。新型コロナ対策をしつつ計画的に勉強したり、遊ぶ大切さを説き、休み明けは元気に登校するよう呼び掛けた。

 1学期の期間が短かったのを踏まえ、通知表は1年間を前期と後期に分け、2回の配布に変更。コロナ禍の影響で、学期末に児童らが一喜一憂する姿が見られない状況となった。

 放送を静かに聴いていた5年生の教室では、担任教諭が児童の頑張りを踏まえてシールを配布。通知表について男子児童(10)は「成績が良かったのなら残念だけど、悪かったらと思うと複雑な気持ち」と苦笑い。短い夏休みに別の男子児童(11)は「ないと思っていたのでうれしい。(新型コロナに)気を付けながら海に行ければ」と思いを巡らせていた。


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