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リーグ通算1600得点達成 女子ハンド田中選手

2020年10月18日

 ハンドボール日本リーグ女子の大阪ラヴィッツに所属する田中美音子選手(45)が、自身の持つリーグ女子通算最多得点記録を更新し、1600得点を達成した。競技と育児を両立しながら打ち立てた金字塔。地元大阪のチームでの記録達成に「うれしい」と喜びをかみしめながら、「たくさんの方々に大阪ラヴィッツを知ってもらえたら幸い」と、チームの認知度アップやハンドボール界の発展に目を向ける。

通算1600得点を達成した田中選手=16日、大阪市東住吉区

 豊中市出身の田中選手は、四天王寺高卒業後、1993年に日本リーグ2部の大和銀行に加入し、1部に昇格した94年には得点王を獲得。99年度で大和銀行が廃部になるとデンマークに渡り、現地のチームで腕を磨いた。

 2008年に女児を出産して翌年に復帰。16年に大阪ラヴィッツが立ち上がると「地元でできるのは幸せ」とコーチ兼任で加わり、リーグ現役最年長選手として現在も第一線で活躍している。

■多くの支えに感謝

 通算1600得点を達成したのは、11日に堺市北区の金岡公園体育館で行われた北國銀行戦。今季最多となる7得点を挙げるなど存在感を発揮し、「ハンドボールは団体競技で、自分だけの力では絶対に達成できなかった」とチームメートや家族らの支えに感謝した。

 高校時代の恩師でもある大阪ハンドボール協会の繁田順子理事長は「特別背が高いわけでも足が速いわけでもないが、探求心のある子だった。自分に厳しく、何が必要か考え、そのための努力を怠らないのは今も変わらない」と目を細める。

■「まだこれから」

 今シーズンは9チーム2回戦総当たりのリーグ戦で順位を争い、チームは5試合戦って1勝4敗。今年からチームディレクターも務める田中選手は「(勝敗の)責任がある」と結果を受け止め、「期待できる部分も多く、まだまだこれから」と前を向く。

 基本的に平日は毎日午前中に練習があり、10、20代の選手らとともに走り汗を流す。午後は仕事や講習会、毎日の家事、育児も「当たり前のこと」。個人の記録にも「私が0得点でもチームが勝てばいい」とこだわりはなく、「プレーオフ争いや、日本一を目指せる場に早くみんなを連れていきたい」と言い切る。

 競技の普及活動にも意欲的で、「まずは映像でもいいので試合を見て、ハンドボールを知ってほしい」とアピールしていた。


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