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松原で高齢者12日開始 府ワクチン接種連絡会議

2021年4月9日

 大阪府新型コロナウイルス感染症ワクチン接種連絡会議が8日、府庁であり、接種に向けた府内市町村の進捗(しんちょく)状況などを確認した。府内では65歳以上の高齢者を対象にした接種を、松原市が12日から開始する。全希望者への接種完了の見込みを、府が掲げた目標の6カ月以内とした自治体は17団体の39・6%にとどまった。

各自治体の現状などを報告する府市長会の会長で松原市の沢井市長(奥右から3人目)=8日、府庁

 会議では吉村洋文府知事のほか、松井一郎大阪市長ら4市町の首長が出席。府医師会の茂松茂人会長らとともに、ワクチン接種に伴う問題点や課題などを協議した。

 府内自治体の実施計画は約7割が策定済みで、残りも4月中に策定する。接種日程について、高齢者に対しては約9割の自治体が3カ月以内に可能と返答。しかし、一般接種については「3カ月以内に完了」と答えたのは10自治体(23・3%)のみだった。

 府市長会の会長で松原市の沢井宏文市長は、ワクチン供給や副反応などの情報が不足している点を指摘。ワクチン接種記録システム(VRS)の構築において、財源が不足している現状なども報告し、府から国への働き掛けを要望した。

 ワクチン供給について国は、6月末までに高齢者3600万人に2回接種できる分を配布完了するとしているが、具体的な数量は5月以降は明示されていない。吉村知事は「5月中旬から本格的に接種がスタートするのでは」との予測を示すにとどめた。

 茂松会長らからは、医療従事者への接種が進んでいない状況が示され、「高齢者、一般への接種を行うめどが立たない」と改善を求めた。ワクチンのロスを防ぐため、余剰分を入院患者などに接種できることも確認した。

 懸念される副反応への対応は、接種した医師のほか、専門的な医療機関、支援医療機関と二重の支援体制を構築。接種に従事する医師、看護師の確保については関係機関と連携をとって支援していく。


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