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コロナワクチン 大阪市も接種開始

2021年4月15日

 高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が14日、大阪市でも始まった。ワクチンの供給量が限られていることから、市では感染すると重症化リスクが高く、クラスター(感染者集団)発生の懸念もある高齢者施設の入居者を優先。医師や看護師らが常駐する介護老人保健施設を先行接種の対象とし、3施設で開始した。

ワクチン接種を受ける入居者=14日、大阪市平野区の介護老人保健施設おとしよりすこやかセンター南部館

 このうち、同市平野区の「おとしよりすこやかセンター南部館」では、71〜91歳の男女10人にワクチンを接種。一室では医師や看護師が「指先(の感覚)は大丈夫ですか」「気分は悪くないですか」などと一人一人に問い掛けたほか、副反応の有無を確認するため、経過観察の時間を15分程度設けるなど手際よく作業を進めていった。

 接種した入居者の女性(72)は「痛みはなく、チクリとしただけ。打ってもらえてありがたい」と喜んだ。

 市によると、接種対象となる65歳以上は約70万7千人おり、老健施設など高齢者施設に入居する人は約4万3千人。医師でもある同センターの中沢秀夫施設長は「施設では基礎疾患のある高齢者が集団生活をしており、接種で重症化を防ぐことができるのではないか。安全でスムーズに接種できるよう、今後の参考にしてもらいたい」と期待した。

 市は、高齢者向けの「接種券」を19日から発送することにしており、施設入所者を除く高齢者への接種開始は5月24日以降を見込んでいる。


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