大阪ニュース

「1万人の第九」2賞受賞 コロナ禍 新たな感動

2021年6月11日

 大阪城ホール(大阪市中央区)に1万人の一般合唱団が集い、ベートーベンの交響曲第九番を大合唱する恒例の「サントリー1万人の第九」(毎日放送主催)が、日本マーケティング協会による「第13回日本マーケティング大賞」で地域賞、日本ポストプロダクション協会による「JPPA AWARDS 2021」で音響技術部門審査員奨励賞を、それぞれ受賞した。

無観客で行った昨年の「サントリー1万人の第九」

 昨年の第38回は新型コロナウイルスの影響で、15分のレッスン動画84本を配信した「リモートレッスン」や、前年の映像から制作したカラオケをもとに自撮りした歌声を寄せてもらう「動画投稿」などを通して、史上初めて無観客で実施。困難を乗り越えての開催が、新たな感動をもたらした。

 日本マーケティング協会からは「優れたマーケティング・プロジェクトであることに加え、地域活性化に資する地域の特徴を生かした事業」、日本ポストプロダクション協会の審査員からは「1万人以上の投稿動画の歌声を、シンクロさせて整音するなんて。こういう作品こそ、この賞にふさわしい」などと、それぞれ評価を受けた。

 本年度は12月5日に大阪城ホールで実施する予定だが、今はまだ1万人の合唱団を集めての開催が可能かどうか分からない状況。このため、「サントリー1万人の第九2020+1」と題して、“プラスワン”を目指した形での開催を計画している。

 7月1日からは、「リモートレッスン」をスタート。総監督・指揮の佐渡裕さんの監修で、新しい講師陣を加えて昨年よりさらにパワーアップした形で配信する(12月末日まで見放題、有料)。「動画投稿の募集」のほか、新たに開設する「オフィシャルサポーターズ」の申し込み受け付けも始める。

 当日の合唱団、観客の収容は、「全日本合唱連盟」のガイドラインや感染症対策の専門家の医学的根拠に基づいて慎重に協議していく。佐渡さんは「今年も一緒に『第九』を、高らかに歌い上げることを夢見て前に進みましょう」と参加を呼び掛けている。


サイト内検索