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繁昌亭15周年で記念公演 30日から 豪華顔ぶれ

2021年8月2日

 上方落語協会は9月15日に開場15周年を迎える天満天神繁昌亭の「記念特別公演」を行う。昼席(開演午後2時)は8月30日から笑福亭松鶴一門▽9月6日から三代目桂春団治・露の五郎兵衛一門▽同13日から五代目桂文枝一門▽同20日から林家染丸一門▽同27日から桂米朝一門がそれぞれ1週間ずつ。夜席(同6時)は9月13〜19日の1週間日替わりで、メインの15日は生誕落語会として桂米団治、月亭八方、桂文枝、笑福亭仁智の豪華顔ぶれ。

開場15周年寄席を説明する、左から米団治上方落語協会副会長、仁智会長、遊方実行委員長=大阪市北区の天満天神繁昌亭

 開場時と10周年時は天神橋筋商店街を赤い人力車に当時の協会長が乗り込み練り歩いたが、今回はコロナ禍で自粛。来場客100万人は7年で達成できたが、最近1年半はコロナ禍で閉館時期も長く、再開後の今も定員の216席を半分以下の102席に減らし、公演も平均して半分程度の入りで観客動員は苦戦する。15周年での200万人達成には届かず、190万人に乗せるのがやっとだった。

 今後の協会の方向性について、仁智会長は「これまで長い間“(亡き)四天王におんぶにだっこ”という状態だったが、次の15年に向け“親離れ”を目指す。皆でワンチームとなって新しい上方落語界を構築するため新たな第一歩を踏み出す」と決意を述べた。

 米団治副会長は開場当時を振り返り「最初は正直“経営していけるのか?”と心配していたが、3年目ぐらいから商店街が活気づいて協力してくれるようになった。噺(はなし)家にとってもホームグラウンドができた」としみじみ。遊方実行委員長は、一度も繁昌亭を訪れたことのない新規客獲得を念頭に「寄席にはテレビにない笑いがある。いろいろな方に来てほしいし、行ってみたいと漠然と思われている方の背中を押せるようPRを頑張る」とアピール。

 記念特別公演の期間中、来場者特典として特製パンフレットと、特製手ぬぐい(落語家のサイン入りまたはネタ番付のいずれか)をプレゼント。ロビーでは記念写真展も開催。なお昼席のネット配信は行わない。


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