大阪ニュース

笑いのバトン次へ 桂文枝「落語家55周年記念独演会」

2022年5月29日

 上方落語協会・前会長の桂文枝が、自身79歳の誕生日であり六代襲名10周年記念日となる7月16日に大阪市中央区のなんばグランド花月(NGK)で「落語家55周年記念独演会」を開催する。

「次世代にバトンタッチするまで」と意欲を示す桂文枝=中央区のなんばグランド花月

 当日ゲストは江戸落語の長老・林家木久扇(84)、共に吉本興業の屋台骨を支えてきた西川きよし(75)。そして関西大の後輩で自身が講師時代に教え子だったお笑いコンビ「ジャルジャル」の後藤淳平(38)、福徳秀介(38)。

 文枝は「吉本の長い歴史のちょうど半分を、落語家として所属させてもらった。感謝してもしきれない」としみじみ。木久扇について「けがをされた時『笑点』の大喜利に呼んでもらったので…」とお返しの意味合いを示した。

 西川について「先日、沖縄で映画祭がありレッドカーペットを歩きあいさつになった。偶然、西川さんと掛け合うような形になって、その感触とお客さまの反応が良かった。“伝説の一日”のダウンタウンのようにその場の雰囲気で即興でやるのは無理だから、できるだけ稽古して面白い漫才をしたい」と、“きよし・文枝”の本邦初漫才をアピール。

 さらにキングオブコント王者の「ジャルジャル」については「昔は自分たちの考えた難しいネタを“かたくなに守る”みたいなところがありましたが、最近は大衆受けしようとする柔軟な姿勢になり成長を感じている」と高く評価。「難しい、ややこしい彼らのコントにボクも絡めればいいなぁ」と、コント参加まで口にした。

 また得意の創作落語にも「コロナ真っ最中の昨年1月に妻と実母を続けて亡くした。精神的につらくて既に300作を超えた創作落語はしばらく作ってなかったんですが、最近3作ほど構想が浮かんで来た。再開するつもり」と意欲たっぷり。

 「長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』も私が元気なうちに無事、司会役をバトンタッチできた。後は“人生の総仕上げ”。僕が今日あるのは、エンタツ・アチャコ先生ら先人が吉本興業をここまで育てて頂いたから。僕の役割は次の世代に笑いのバトンを手渡すこと」。マルチな活動を広げていく決意だ。


サイト内検索