都心の水辺、優雅に 最新鋭EV船が大川に就航

 最新鋭の電気自動(EV)旅客船「Queen Bee M7(クイーンビー・エムセブン)」が、大阪市中央区の八軒家浜船着場から大川での運航を開始した。水面に揺れるビルの夜景と共にぜいたくな時間を過ごす「2時間乗り合いプラン」や、食事の持ち込みができる貸し切りプランなどさまざまなクルーズが楽しめる。

 同船は全長21・38メートル、幅5メートル、最大定員70人で、小型船舶(20トン未満)では国内最大級。ドイツ自動車大手BMWのEV車に搭載されている「トルキード社」製の高電圧リチウムイオンバッテリーを利用しており、最新の電気推進システムは走行時の振動が少なく、川面を滑るように走るのが特長だ。

 所有する同市城東区の不動産業「スギタグループ」は、持続可能な開発目標(SDGs)に配慮した最新のEV船で、2025年大阪・関西万博を念頭に外国人観光客への“水都大阪”の魅力発信を狙うほか、災害時の緊急経路としての活用も視野に入れる。

 杦田勘一郎社長は「EV船特有の静かな船内で、都心の水辺を優雅に楽しんでほしい。船上で奏でる音楽で水辺の人も癒やし、水都大阪を盛り上げたい」と展望している。

 問い合わせは電話06(6931)7100、スギタクレスト。

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