連載・特集

大森均の釣れ釣れ草

渓流シーズン開幕!

2010年3月5日

アマゴ成育おおむね順調

アマゴ

 清流に春の訪れを告げるアマゴなどの渓流釣りが、1日から西日本の主要河川で順次解禁された。管理釣り場が都市近郊に開設され手軽に釣りを楽しめるが、天然アマゴを釣りながら渓を楽しむ喜びは渓流釣り師でなければ味わえないもの。今年の冬は大雨もなくアマゴの成育もおおむね順調のようだ。

 ▽山菜採りの合間に釣り

 渓魚たちにとって種の保存のための体力の消耗は、海にすむ魚の比ではない。秋から春まで厳然と禁漁期間が定められているのはそのためだ。対象魚となるアマゴやイワナは、貪欲(どんよく)で獰猛(どうもう)な半面、臆病(おくびょう)で警戒心が強く、動作がすばしこいことから、釣りとして難度は高いが、それだけに克服すれば、その魅力の虜(とりこ)になる。

 また、魚を釣る楽しみのほかに山菜を採るもう一つの楽しみがある。谷間の斜面や渓谷の奥深くにウド、ワラビ、コゴミなどがニョキニョキと顔を出し、魚より山菜の釣果(?)が多くなる。

 ▽推奨5河川

 この時期はまだ水温も相当低く、黒いサビが残っている魚体は回復途上。美しい姿に戻った渓魚に出会いたいなら水温の高い下流部がおすすめできる。下記の河川が1日に解禁した。

 ■美山川(京都)=昨年4月に10万尾稚魚放流。本年、解禁直前には成魚750キロを支流の棚の川に放流。滑り出し好調。

 ■揖保川(兵庫)=昨年6月に稚魚20万尾を本流域に放流。10月下旬には支流の引原川に成魚3千尾放流。雪は多め。

 ■十津川(奈良)=昨年末に稚魚30万尾放流。天の川でも昨年11月に発眼卵15万粒を放流。成育は良好、水量も豊富なので期待できそう。

 ■日高川(和歌山)=昨年8月に22万尾稚魚放流。支流の小又川、丹生川、寒川などが水量も豊富で期待できる。

 ■安曇川(滋賀)=昨年、稚魚1万5千尾とイワナ1万尾放流。解禁前後から5月上旬にかけても成魚放流を予定。

週末のイチオシ気配

■船■栖原・和歌山

 カワハギが堅調。中紀あたりで20〜28センチがいい人で20尾程度の釣果が出ている。アタリが微妙なため、サオは2.1〜2.4メートルの穂先の鋭敏なものを。ハリス2号、胴突き3本針、オモリ30号。エサはアサリまたはシラサエビ。▽かるも丸=電話0737(62)3527

■磯■袋・和歌山

 一の島、モムシ、コジなど実績場に加えて、産卵を控えて地磯周りの潮のゆるい場所でも期待できそう。1日、一の島でグレ33〜35センチ20尾(フカセ釣り)などの釣り人あり。要予約。水温18〜19度台と高め。▽かわばた渡船=電話0735(62)0052

■波止■水軒一文字・和歌山

 ガシラが短竿の探り釣りで19〜23センチを10〜20尾程度期待できる。また、25〜30センチのアイナメが0〜3尾交じる。エサはシラサエビ。チヌは、オキアミのフカセ釣り、紀州釣りで40〜50センチの良型が1〜4尾。カレイは釣果が落ちてきたが、丹念に探れば22〜30センチが2〜3尾。エサはマムシ、石ゴカイ、青イソメ。▽水軒波止渡船組合=電話073(445)6064

■釣り公園■平磯海釣り公園・兵庫

 メバル10〜16センチがウキ釣り・胴突き釣りで15〜50尾、エサはアミエビ・シラサエビ。ガシラ10〜20センチが胴突きか探り釣りで0〜5尾、エサは、シラサエビ。アイナメ12〜30センチが投げ釣り・探り釣りで1〜2尾、エサはマムシ・青イソメ・シラサエビ。メバル狙いが釣果安定している。▽平磯海釣り公園事務所=電話078(753)3973

■アマゴ■龍神・和歌山

 丹生ノ川でアマゴ13〜20センチ15尾(エサはイクラ)と出だしはまずます。例年並みの釣果は十分期待できそう。水位25センチ高で濁りはない。▽つり吉=電話0739(79)0165

 (大阪日日APG 江藤昌彦)