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| 新鮮さが伝わってくるようなお刺し身 |
今年の寒サバの出足は遅かった。寒サバに限らず「今年は遅れている」と、嘆くことはよくあるが、遅れているからといって最盛期の期間が延長されるようなものではない。ほとんどの場合、いくら遅れても終息する時期は律義なくらい同じものだ。中紀から出る寒サバ釣りは今月いっぱいまで大丈夫だ。
しかし、この美味(おい)しい魚を釣るためには、船酔い覚悟で徳島の由岐沖や白浜沖の黒瀬、ラングイと呼ばれるポイント辺りまで遠出しなければならない。それでも人気があるのは、脂の乗りが最高で丸々太った身の引き締まったサバの絶品!と、すこぶる食味が良いからに他ならない。
▽有り余るほどのお土産
11日、門真市の安田惣一郎さんは、早朝6時に港から白浜沖のラングイに向けて出船。
「水深150メートルのポイントに着いて、指示されたタナ80メートルでした。ゴツッ! 早速最初からアタリがありました。その直後、ガツンとサオ先をひったくるような衝撃のあと、一気に走りだしましたが、アジやイサキと違ってサバは横走りするので、とくに乗合船ではオマツリに要注意です。ここですぐに巻き上げないで追い食いを待つことも数を稼ぐこつです。リールを巻くと40センチ前後のお刺し身サイズが3尾掛かっていました。幸先よし!というところですわ」と、安田さんは笑顔で語る。
この日は、納竿(のうかん)まで釣れ盛り35〜45センチを100尾と、有り余るほどのお土産になった。また、同船のほとんどの人もクーラー満タンの釣果に恵まれたらしい。
「刺し身と味噌(みそ)煮でいただきましたが、親戚や近所に配っても余った20尾ほどは毎年恒例の開きの干し物にしました。これがまた最高です。これ以上美味しい魚はないと思います」と、安田さんは絶賛した。
▽推奨乗合船七選
タックルは、竿(さお)は2・1〜2・7メートルの60〜80号、道糸PE4〜6号、ハリス5〜7号、6本針10号、オモリはどの船も80号前後。
この時季には、中紀から寒サバ狙いで出船している乗合船が多いので紹介する。いずれも要予約。
なぎ丸=電話0737(62)3890▽千代の家=電話0737(63)5100▽湯浅丸=電話0737(62)3359▽駒三丸=電話0737(63)3333▽佐知丸=電話0738(65)0736▽岬旅館=電話0738(64)2975▽共栄丸=電話0738(64)2318
周参見から串本にかけて和歌山側は水温16〜17度台を維持。13日、ウス島でチヌ33〜41センチ20尾と好調。他にエビ島で同魚31〜38センチ10尾、33〜45センチ9尾などの釣果あり。▽岩元渡船=電話0739(55)2227
黒瀬沖に出る寒サバ(35〜45センチ)が急上昇。14日、竿(さお)頭が38〜45センチを100尾、お土産確実に保証できる。竿2.1〜2.4メートル、オモリ50〜80号、ハリス5号、胴突き6〜7本針。大型の寒サバは脂が乗ってすこぶるおいしい。▽湯浅丸=電話0737(62)3359
谷川沖から地の島沖のガシラ狙いをお勧めする。12日、ガシラ13〜24センチ33尾とメバル25センチ1尾が竿頭。13日、ガシラ13〜23センチ23尾。▽おおせき丸=電話0724(92)1215
チヌ好調。13日、大村島のカセでチヌ34〜49センチ4尾。エサはアケミ丸貝とカキ。エサ盗(と)りはフグ、ボラ、タナゴ、フグなど。この時季は午後からがアタリ多い。▽やま栄渡船=電話0599(32)6009
全般的に釣果が落ちているが、ここだけがオキアミのフカセ釣りでチヌ好調。13日、5番テトラ側でチヌ37〜48センチ11尾。他に同魚20〜47センチ10尾など。タナ2〜3.5ヒロ。▽日の出渡船=電話0792(46)3030
場所ムラあるが50〜300尾(8〜10センチ前後)と全体的に釣果良好。江土桟橋は終日ポツポツと釣れている。ノベサオ3メートル、ハリス0.4号、胴突き7本針、オモリ1号。エサは赤虫または紅サシ。▽余呉湖漁業協同組合=電話0749(86)3033
(大阪日日APG 松田勝也)










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