大森均の釣れ釣れ草

中紀黒島のエギング

2017年9月25日

目標通りアオリイカ21パイ

1投目に釣れたアオリイカ
エギは色、大きさなどを使い分ける

 エギングはエビに模したルアーでエビの跳ねる様子を再現してアオリイカに抱きつかせる釣りで、針掛かりするとスミを吐き、勢いよく海水を逆噴射し、この推進力で突っ走る。釣っておもしろく、その上、食べておいしいとくれば、エギングファンが急増するのは当たり前。シーズンは、主に春と秋に大きく分けられる。

 春はアオリイカが浅瀬へ寄って藻場で産卵する。そのため2キロ超の大きいアオリイカが釣れる。産卵を経て8月下旬を過ぎたころから、漁港や磯で親指大程度のアオリイカを目にする。このころは一潮ごとに大きくなり、1週間程度で2倍ほどにも成長する。

 9月に入り新子がコロッケほどのサイズになると数釣りが楽しめる。この頃は数が多いうえ活発にエサを追うため、エギにも果敢にアタックしてくる。秋は入門の絶好機だ。

 ▽スーッとイカの影が

 20日、高石市の西嶋宏治さんは、中紀衣奈の黒島の磯にエギングに出かけた。シーズン序盤のこの時期に西嶋さんは、休みの度に中紀の磯や家島の磯に出かけるという。御年43歳の西嶋さんは、エギング歴10年、それ以前はバス釣りだけだったらしいが「すっかりバス釣りはご無沙汰です。食い意地が張っていますから、おいしいアオリイカの魅力に取りつかれて春はヤエン釣りにまで手を広げています」と笑う。

 さらに当日の様子を伺うと「この秋シーズンの初戦ですので、20パイを目標に出かけました。早朝は遠投して、素早いシャクリで磯際近くにイカを集め、日が高くなってからじっくり見釣りで数を釣る作戦でいこうと考えていました。しかし、予想に反して最初の1投目からエギを追っかけてきました。水面近くでブシューッとスミを吐く音。慎重に抜き上げると胴長12センチほどのコロッケサイズでした。磯際で見ながらエギにアクションを与えて誘う釣り方で、ポツポツと磯替わりの9時半頃までで9ハイ釣りました」と西嶋さん。

 しかし、磯替わりの後は、バッタリと気配がなくなった、という。「昼食をとり、30分ほど睡眠補給をしました。目覚めてからエギを3寸から2・5寸に変更し、右に左に、遠近、磯際と投げてはシャクリを繰り返していると、スーッと寄ってくるようにイカの影が見えました。この時が合図のように潮止まりまでの1時間半、連発につぐ連発で12ハイもヒットしました」と、うれしそうに語る西嶋さんのこの日の釣果は、胴長10〜16センチが計21パイ。目標達成お見事!

 西嶋さんのようにバス釣りからエギングに流入してきた人たちは、その習熟したテクニックで断然の釣果を得ることが多い。特にバス釣りオンリーの読者にはぜひ、エギングをお奨めしたいものだ。

週末のイチオシ気配

 ■船(1)■泉佐野・大阪

 午前便で淡路沖タチウオ好気配。70〜110センチ10〜20尾が連日の竿頭。タチウオテンヤ40号使用。要予約。▽海新丸=電話0724(69)2332

 ■船(2)■敦賀・福井

 半夜便でマイカが釣れている。同魚15〜28センチ50パイ前後。浮きスッテ2.5号5本針。要予約。▽豊漁丸=電話0770(26)1160

 ■船(3)■東二見・兵庫

 呑ませの青物有望。現在、メジロ60〜70センチ1〜3尾とハマチ35〜50センチ3〜5尾見込める。要予約。▽西海丸=電話078(942)6480

 ■磯(1)■尾鷲・三重

 台風直前の気配からグレの25〜40センチを2〜10尾の釣果が期待できる。イサギも5〜6ヒロの深ダナで狙えば27〜35センチを2〜5尾、マルハゲを専門に狙えば15〜28センチを10〜20尾。▽宮城野渡船=電話05972(2)1347

 ■磯(2)■串本大島・和歌山

 ホンダワラのエサでイガミが狙い目。ヒラシマやグヤシマでイガミ25〜45センチ15〜30尾。そろそろ青物の回遊が期待できそう。▽芝渡船=電話0735(65)0811

 ■カセ■串本・和歌山

 外洋荒れた後には湾内に入り込んだマダイの大型狙いが期待できる。同魚30〜70センチ2〜5尾。メジロやシマアジ、コロダイなども期待できる。▽河田フィッシング=電話0735(62)3812

 ■筏■本浦・三重

 チヌ上向く。大村島の筏などで25〜40センチ10尾程度(アケミ丸貝・オキアミ・サナギ)。エサ盗りの状況はフグ、ボラ、サンバソウなど。▽やま栄渡船=電話0599(32)6009

 ■波止■武庫川一文字・兵庫

 ドジョウの引き釣り(半夜釣り)でタチウオ好調。5〜7番外側で70〜95センチ10〜30尾。ルアー釣り(メタルジグ)で同魚70〜95センチ10尾、サゴシ(35〜50センチ)2〜5尾。▽武庫川渡船=電話06(6430)6519

 (大阪日日APG 川崎禎昭)