岡力の「のぞき見雑記帳」

ブラジリアン柔術

2016年10月15日

安全性が高く子どもに最適な格闘技

須田智行さんと上新田道場の皆さん

 今年は、オリンピックの影響もあり国民全体のスポーツ熱が高まっている。昔に比べると子どもを対象にした運動教室も多種多様である。私が幼少の頃は、自治会のソフトボールしか選択肢がなかった。そんな中、ある格闘技が話題を呼んでいる。

 青い胴着を身にまとい稽古にいそしむ子どもたち。ブラジリアン柔術教室の一幕である。

 1900年代に柔道家の前田光世氏が移住先のブラジルで人々に伝え競技に発展。近年、世界的には柔道に並ぶ勢いで競技人口が増えている。日本でもなじみのあるグレイシー柔術もその一つである。

 昨年1月に豊中市と吹田市の2カ所でオープンした「SCORPIONGYM キッズ専門ブラジリアン柔術教室」。代表を務める須田智行さんは、プロの柔術家として現在も試合に出場している(スダコンガのリングネームで総合格闘技の試合にも参戦中)。高校時代からボクシングを始め修斗、総合格闘技を経験。7年前にブラジリアン柔術と出会いその面白さに引かれる。

 ここ数年、関東に次ぎ関西でも認知度が高まり競技人口が増加。大会が催されるようにもなった。寝技を中心とし安全性が高い事から子どもにも最適だと思い教室を開校した。「ブラジリアン柔術の魅力は、ハードルの低さにあります。格闘技の初心者でも気軽に楽しめます。習得する事で体を器用に使えるようになりマット運動も上達します。規律と礼儀を養い気遣いのできる生徒を育てたい」と語る須田さん。

 格闘技でありながら技に打撃がない事から温和な選手が多いと言われているブラジリアン柔術。日本とブラジル、地球の両極を行き来して完成した注目の武道である。

(コラムニスト)
 ■上新田道場
 豊中市上新田1丁目17の6 上新田会館(毎週火曜午後5時半〜)
 ■津雲台道場
 吹田市津雲台3の2 OPH集会所(毎週水曜午後4時半〜)
 ■ホームページ
 http://jiujitsukids.web.fc2.com/