岡力の「のぞき見雑記帳」

少彦名神社(神農さん)

2017年12月25日

ペットの無病息災・健康長寿を祈祷

ペットも大切な家族の一員

 豊臣時代より薬種取引の場として栄えた大阪道修町。江戸時代になると幕府はこの地にあった薬種屋124軒を株仲間とし薬種の適性検査を行い全国販売の特権を与えた。

 現在も多くの製薬会社が点在する街の一角に、日本医薬総鎮守・病気平癒・健康成就の社「少彦名神社(神農さん)」がある。歴史は古く安永9年、神のご加護により薬種業の職務を正しく遂行しようと京都・五條天神から少彦名命(日本医薬の祖神)を仲間の寄り合いにお招きし、神農炎帝王(中国医薬の祖神)と共にお祀(まつ)りしたのが始まりである。

 この由緒正しき神社がペット愛好家の間で話題を呼んでいる。4年ほど前よりペット同伴でのご参拝、七五三、ご祈祷(きとう)を行うようになった。要望に応え専用の御祈願絵馬まである。事前予約すると境内で丁寧にご祈祷いただけるとあって好評である。この日は、門真市よりご夫婦が雄の柴犬「陸くん」を抱きかかえて七五三に訪れた。厳かなムードの中、3歳になる愛犬の成長を御祈願した。

 宮司の別所賢一さんにお話を伺った。「近隣に動物用医薬メーカーやペット関連の企業が多い事からご対応させていただきました。また神様のお使いには、虎や狛(こま)犬もおります。最近は、飼い主のマナーやしつけが良く一般の方と同様にご参拝いただいております」。通常でも参拝は可能だが、来年1月13、14日には、気兼ねなく参る事ができる合同祈祷の日を設けている。

 昔から動物は人間と密接な関係にある。来年は、戌(いぬ)が主役。飼い主と愛するペットにとって素晴らしい一年となりますように。

(コラムニスト)
■少彦名神社(神農さん) 大阪市中央区道修町2の1の8、http://www.sinnosan.jp/