音楽で夏を盛り上げ FDBと安来高弦楽部 合同演奏会

 安来市を拠点に活動するアマチュアバンド「ファンタスティック・ドリーム・バンド」(FDB)と安来高弦楽部の合同コンサートが7月29日、同市赤江町の赤江交流センターで開かれ、世代を越えた音楽交流で来場者を楽しませた。

 FDBは、安来高柔道部OBを中心に、安来、米子、松江の在住者らでつくる。昨年、同センターでウインターコンサートを企画したところ好評で、今回は「サマーフェスティバル」と銘打ち、安来高弦楽部を招待した。

 FDBは巧みなトークを織り交ぜながらコミックソングの替え歌から、GS、フォーク、民謡まで多彩な楽曲を披露。メンバーの中に鳥取県警音楽隊0Bがいる関係で、同県警の女性警官も合唱参加し、盛り上げた。一方、安来高弦楽部は1、2年生の5人の部員がバイオリン、ビオラ、チェロで、アニメソングやテレビドラマの主題歌などを演奏し、FDBとの合同演奏に挑んだ。

 安来高弦楽部部長の金泉なぎささん(17)は「緊張したけど、地域のお客さんも楽しんでもらえているようだったのでよかった」と笑顔。FDBリーダーの近藤邦博さん(66)は「音楽を通して、年齢、性別の壁を取り払い、地域が盛り上がれば」と話した。11月に開かれる安来市民音楽祭でも共演を予定している。

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