鳥取市こども科学館の体験教室「デジタル工作に挑戦!」が19日、同市吉方温泉3丁目の市文化センターで開かれ、児童たちが電子回路を使ったおもちゃ作りを楽しんだ。
科学に親しんでもらおうと同館が夏休みに開く特別講座で、市内の小学3~6年生10人が参加。発光ダイオード(LED)や電子ブザーを素材に「電流イライラ棒」作りに挑戦した。
イライラ棒は、針金で作ったコースに、手で動かす棒の先端に取り付けた針金製の輪が振れて通電すると振動して音が鳴り、LEDが光る仕組み。児童たちは、科学館の職員にアドバイスを受けながら、ハンダ付けがいらない電子基板「ブレッドボード」にLEDや電子ブザーを慎重に差し込んだ。
完成したイライラ棒が正しく通電すると、児童たちはうれしそうに動作を確かめていた。理科と算数が好きだという美保小4年の西田湊君(9)は「針金を曲げたり線をつなぐのが楽しかった」と笑顔だった。